2006年08月05日

自分を受け入れるということ(13)

つい最近、感謝する、ということが挫折に対する一つのワクチンになるのではないか、と思い、実践し始めたわけですが、なかなか難しいです。

長い間に染み付いた思考パターンはなかなか変えられないですね。

こんな新人がいました。

顧客を想定したロールプレイというのを研修の一環でやるのですが、周りの新人はだんだん上手になるのに、その新人だけは、最後でいつも失敗するのです。

私が顧客役をすると、最初は元気よく、リズムもはつらつとして商談を進めていくのですが、最後になると、どうしてもしりつぼみになり、商品を買ってもらえないのです。

顧客役のこちらのネガティブな応答に、すっかり巻き込まれ、商品のメリットに自信がなくなってしまうようです。

もちろん、メリットもデメリットも含んで相手に納得してもらうのですが、顧客の問題解決のために何が貢献できるか、というところでいつもひっかかるのです。

新人には毎日個人ごとに研修の日誌を書いてもらいますが、その日の日誌にも、どうして私は考え方がネガティブに終わるんだろう、と書いてました。

こういう言葉を聞くと、私は自分の新人時代を思い出すのです。

最初の1年間の、あのつらい時代。

やってもやっても売れなかったあの日々。

今、色々な新人たちと付き合っていると、とても客観的に自分を振り返ることができる気がします。

私は、あのつらい時期、自分を客観的に振り返り、受け容れる、ということを思いつきもしなかった、と、いまは正直に振り返ることができます。

情けない、どうしてできないんだ、といわれて育つと、思考パターンもいつのまにか、どうして自分はだめなんだろう、になってしまうかもしれません。

壁にぶち当たって、それを運よく乗り越えられると、自分の思考パターンに気がつき、ありのままを受け容れられるようになる気がしますが、乗り越えるまでは、そんな余裕はないわけで、ひたすら自分を責め続けた気がします。

自分を責め続けると、次第に今度は、周りの環境のせいにするようになってます。

こんな担当を持たせた会社が悪い、私はちゃんとやってるのにあの客がおかしいんだ、というような感じです。

前にも書きましたが、「I'm OK, You're not OK」と「I'm not OK, You're OK!」という構えを行ったりきたりしていたような気がします。

今考えてみると、このパターンは自分を受け容れたくない、という表れだったかも知れません。

先の彼には、日誌のコメントで、ネガティブと思うなら、一度その思考パターンがどうして起こるのか、自分と話し合ってみたらどうか、いつの間にかそういう思考パターンにとらわれ、自分自身を受け容れられなくなってるかもしれない、というようなことを書いた気がします。

その後、その彼は徐々に自信を取り戻して、現場でも活躍しているようです。

ちょっとしたことで自分を取り戻せるのは、やはりその人のこころひとつなんだ、と、その件で強く思いました。
posted by kurasan at 08:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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